バンダイは10月8日，110グラムの軽量を実現した携帯型ゲーム機「WonderSwan」（ワンダースワン）を'99年3月に発売すると発表した。 

「WonderSwan」は，ゲームボーイやゲームギアのようにカートリッジ形態のソフトを差し替えていろいろなゲームが楽しめるタイプのゲームマシン。「どこでも」「楽しく」「感嘆に」をコンセプトに開発されている。 

　743×121×24.3ミリ，110グラムというコンパクトなボディ（ゲームボーイより1回り小さく，50グラムほど軽い）が若者にウケそうだ。224×144ピクセル，8階調モノクロ表示が可能な2.49インチFSTN液晶を装備。3.072MHzのクロックで動作する16ビットのCPUを搭載する。液晶画面は自動認識で縦でも横でも利用可能。乾電池1本で30時間駆動できるという。価格は4,800円。 

　ソフトのサードパーティーには，ナムコ，タイトー，ジャレコ，データーイースト，コーエーなどそうそうたるメンバーが名を連ねる。ソフトは3,000～4,000円になりそう。本体と同時に10本ほどの専用タイトルが発売され，これを含めて既に50本以上のタイトル開発が進んでいるという。 

　バンダイによれば，まず15～19歳をターゲットにしていく計画。初年度400万～450万台の出荷を見込んでいる。また，将来パソコンや携帯電話などと連携する計画もあることが明らかにされた。まさに新時代の携帯マシン。詳報を待て！